「更別村ゼロカーボン宣言」の表明について

更別村ゼロカーボン宣言

  
  日本政府は、「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、
  すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。
  
  更別村は、北海道十勝地方にある小さな村です。
  
  村の90%が畑と森林が占めています。
  食料自給率はカロリーベースで6800%です。
  
  近年、北海道十勝地方でも真夏日が毎日続くようになりました。
  また、台風が上陸し、甚大な被害が発生しております。
  日々の生活、身近な気候の変化から、地球の温暖化の影響を感じるようになりました。
  
  地球温暖化は、栽培している作物に与える影響は大きいものとなりますので、
  カーボンニュートラルは、他人事ではありません。
  
  そんな更別村にとって太陽の光は特別なものであり、恵の光です。
  作物を育て、実りのある収穫へと導いてくれる、生活の糧として必要なものです。
  その恵をもたらす太陽光を活用することにより、農業だけではなく、
  村民すべてに恩恵をもたらすことが出来ると考えます。
  
  ゼロカーボンを宣言することは簡単ですが、実行することが重要です。
  
  「100歳になってもワクワク働けてしまう奇跡の農村」を実現するためには、
  新しい風を吹かし、新しい村経営を行います。
  その結果、温室効果ガスが増えることは本末転倒です。
  
  スーパーシティ構想の実現とゼロカーボン宣言の実行は更別村の未来を示すものです。
  
  ゼロカーボンを実現するため、以下の事項に取り組んでまいります。

  1)気候変動の現状について、村民の方々や事業者の方々、そして議会と情報を連携し、
   村全体で取り組むべき課題と認識し、協働して気候変動対策に取り組んでいきます。

  2)太陽光発電で得た電気を蓄電する施設の整備を推進し、農業自給率と同じように
   再生可能エネルギーの自給率の向上を目指します。

  3)太陽光を活用し、村で生活するために必要な電力は、すべて村内で作ることを目指します。

  4)大地の恵みをもたらす畑と森林を守り、温室効果ガスを削減し、豊かな村を守っていきます。

  5)食料自給率6800%の更別村、食品ロスの削減に努めます。

  スーパーシティ構想に取り組んでいる更別村だからこそ、
  更別村でしかできないことで未来に繋げていきます。

  更別村・村民だけではなく、更別村のスーパーシティ構想に共感し、
  協力していただいている関係機関・関係者すべてのステークホルダーとともに、
  小さな更別村から2050年ゼロカーボンニュートラルに向け一歩踏み出していくことを宣言します。

ゼロカーボン宣言とは?

  
  2050年に温室効果ガスの排出量又は二酸化炭素を実質ゼロ(注1)にすることを目指す旨を
  首長自らが又は地方自治体として公表された地方自治体のことです。

  注1:実質排出量ゼロ:Co2などの温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と、
     森林等の吸収源による除去量との間の均衡を達成すること。

このページの情報に関するお問い合わせ先
更別村 住民生活課 住民生活係 (更別村役場内)TEL:0155-52-2112FAX:0155-52-3286